海水による腐食を防ぐ海水配管の特徴
ステンレス鋼管は比較的腐食に強く、機械的な強度もありますから広く使用されていますが、腐食が全く発生しないわけではなく、すきま腐食や応力腐食が起こる場合があります。
日本近海などの比較的きれいな海水に必要とされる孔食指数は22程度ですから、オーステナイト系のステンレス鋼を使用すれば孔食は防げるといわれています。
ただきちんと溶接しないと耐孔食性は著しく低下するので注意が必要です。
天然海水の成分は大変複雑で、食塩のほかにも酵素などの多くの腐食性成分を含んでいます。
また海水系のラインでは、藻や貝などの付着に悩まされることがあります。
こういった場合には貝付着防止塗料をおすすめします。
貝付着防止塗料はその名前の通り配管に付着した貝が一気にはがされますから、フィルターに詰まるリスクが軽減できますし、1回施工すれば5年程度は効果を維持でき、清掃作業費や廃棄処理費も軽減できます。
ムラサキガイは冷却水系統に障害を起こす付着物で、10か月程度で体長60mmの成貝になります。
これが熱交換器に増殖してしますと、冷却効果が低下し、主機回転数を上げられないなどの障害がでてしまします。
こういったことから貝付着を防止することは、システムを稼働させるためには大変重要です。
海水配管では耐食性や耐久性はもちろん、海洋生物が付着しにくい材質のものを選ぶことが大切ですから、腐食に強いものを選びましょう。
